悪女について

2005年7月17日 読書

飛行機内の時間つぶしと
NY滞在中の楽しみのために
出発当日に購入しました。


有吉佐和子の言葉の使い方は
今から見ると古臭い、と思う向きもあるだろうけれど、
それでもなかなか好きです。

おじいさんの最後の台詞にやられた。
以心伝心を信じない、と言い切る私だけれど、
そんな想いならば汲み取りたい、と思う。

カフェで読みきる。

たぶんその時の気分によって読了感は違うのだろうな。

なんだか置いていかれた、そんな感じ。


樹の、その話が一番印象に残ってる

何がミステリーで何がサイコで何がホラーなのか。
よく分からなくなります…

年末に電話待ちをしながら丸ビルで読んでいた本です。
食べられないハンバーガーと共に。


とりあえず今日はお風呂の中で再読しました。
プロットはやっぱり最高にいいけど、
ジャンルが私の中では苦手となっている。

社会主義と共産主義

フライト中とホテルの中で読んだものの、
まだ少し分かっていない自分。
そしてこれがこの一世紀の中国の歴史だとしても、
ほかの視点を盛り込むのも
大事だなと思っている。

偏見って無知からくると思うのよ。


ポーランドって元社会主義だと思っていたけれど、
クラコフ出身の人には
communismの時にね、と言われた。
違いは何だ。

それは切ない。
そんな終わりでした。


果たしてその後の彼らはどうなったのか、
なんていうことを考えているうちに
これは下放政策について何か読まなきゃと思い、
ワイルドスワンに手を出そうと決心。


不思議の国中国、ではいけないと思う。
私自身のイメージがね。

それほどジャズを知らない私。
なにから聞いていけばいいのか
分からなくなってしまうし、
知識の宝庫のような感じの
通の人から発せられる雰囲気と言葉が苦手。

それでも音楽そのものの持つ香りとにおいと手触りは好きだ。


ずっと聞きたかった曲のタイトルがやっと分かった。
fly me to the moonを少し歌いたくなった。

最初はこれは?という感じだったけれど、
読み進めていくうちに
やっぱり村上龍だ、という気分になれる本でした。

デリバティブって怖い、と言うイメージは
ハイリスクハイリターンの商品であって
しかも実体が原資産と違って見えにくい、
一般的に知られていない、なんてところから来ているだろうけど、
このベアリング銀行を一介のトレーダーのデリバティブ取引で
倒産させた、なんて強烈なニュースも
その怖い、と言うイメージに一役買っているのかも。


but that is what I gonna do


フロントとバックの責任者が一緒、
それがまず一番有り得ない、と思う。

コンプライアンスが、なぜインターン生にすら厳しかったのかが
ようやく納得できた。


オプションについて齧っていれば、
彼の取引が、何故そうしなければいけないか、
どうして深みに嵌っていったのかが
細かいところまでわかって、もっと楽しめる気がする。

途中で、コールとプットの売り&買いがごっちゃになって、
読み進んでいるくせに良く分からなくなっていたのは
他でもない私です。

おめでとう

2005年1月27日 読書
ISBN:4101292329 文庫 川上 弘美 新潮社 2003/06 ¥420


彼女の小説に出てくるような恋をしたい、
そんなことを言っている人がいたので、
ちょっと惹かれて読んでみた。

いまいち心に触れなかったのは、
わたしの恋愛観との格差のせいか?
ISBN:4047914754 単行本 越前 敏弥 角川書店 2004/05/31 ¥1,890 ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。 閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来…


久々に一気読みしてしまいました。
それでもちょっと時間が開くと読み進めていた時のテンションは
保ちづらいもので。

面白かったけれど、そこまで熱狂的になるのは
やっぱりテーマの選び方のせい?

ストーリーとプロットとそして文章力
ほかにもいろいろと考えることはあるでしょうけれども、
テーマの割には私にはいまいちだった。

軽く読めて熱中できて、それなりに面白くて
でも自分の本棚に長く居座る本ではないかもね。
ISBN:4047914746 単行本 越前 敏弥 角川書店 2004/05/31 ¥1,890 ダン・ブラウンは本書『The Da Vinci Code』で、世界を舞台にした殺人ミステリーの醍醐味と、2000年に及ぶ西洋史から選り抜いた魅惑的な謎の数々とを組み合わせた、知的で明快なスリラーを見事に創造した。 閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来…


ベストセラーみたいですね。
書店入り口に平積みにされている書籍に食指が動くほうではないのだけれど
何日か続けて人から勧められたもので、
しかもそこに行田さんも含まれていたから
久々にハードカバーの買い物でした。
すごく迷ったのだけれど、
他に欲しい本も色々と見つけてしまったので
とりあえずがっつりという感じでお買い上げとなりました。


パリ市内の地図やガイドブックを横に置いて読み始めたところ。
明日ヴァンドームとチェルイリーでも行こうかな(笑)
ISBN:4041314186 文庫 田辺 聖子 角川書店 1987/01 ¥500


実は短編集でした。
田辺聖子の関西弁の使い方が、私には好ましく思える。
ただ、読むにはなかなか引っかかりのある進み方だったりするけど。

映画も見てみようかな、と思う。
別物として楽しめそうな予感がする。

わたしの鎖骨

2004年12月13日 読書

読まず嫌いはよくない、と思いつつも
結局はいつも目にしている作家を手に取ってしまう。

そんなわけで読んだことのないものを、と選んでみました。

兵士に聞け

2004年11月24日 読書
ISBN:4101190135 文庫 杉山 隆男 新潮社 1998/07 ¥860

バイト先で見つけて読み始めました。
もうすぐ帰国する人のいわば荷物整理の一環として
お店に日本語の本がわりと沢山持ち込まれているので
活字中毒のともことしては嬉しい限りです。

なんだか最近自衛隊に興味があるので
そういう点でもちょっとはまり気味、だったのですが。
その時々のホットな話題と絡めてのルポタージュというのは
発売当初は時流にも乗ってる分析としても読み物としても
なかなか面白いと思うのですが、
その姿勢が強いと、思いが熱すぎると
時間を経てから読むのにはついていけないものを感じる。
構成が特にそう感じてしまう。

火の粉

2004年11月19日 読書
ISBN:434440551X 文庫 雫井 脩介 幻冬舎 2004/08 ¥800


物語は二転三転
プロットは面白いけど、表現方法として気に入らない部分もあったり。
その辺は、まあ個人の好みだ。
宮部みゆきのほうが各章のタイトルのつけ方がうまいよな。

血まみれのマリア

2004年11月18日 読書
ISBN:4334728588 文庫 浅田 次郎 光文社 1999/08 ¥560

表題作が特にいいと、これは個人的な感想。
帰国する友達の荷物整理に乗じて貰った本です。
さくっと楽しく面白く、
それでいてやっぱりどこか心にまで手を伸ばされているのは
私にとっては嬉しいエンターテイメントです。

長い長い殺人

2004年11月12日 読書
ISBN:4334072364 単行本(ソフトカバー) 宮部 みゆき 光文社 1997/05 ¥860

物語の進め方も目の付け所もすごく面白いのに、何で私は彼女の作品が苦手なんだろう?
余韻の残り方が性に合わないのかな

白夜行

2004年11月9日 読書
ISBN:4087474399 文庫 東野 圭吾 集英社 2002/05 ¥1,050

なんともやりきれない感の残る話でした、最初に読んだときは。
でも二回読むとまた違った感想を持ちました。
寂しさ、というのかな。 
これからほんとに一人なんだろうな、などと勝手に想像してました。
ANYWAYS
彼のシリアスな長編を読むのは初めてだったけど、
ちょっととまらなかった。
ISBN:4879505129 単行本 C・W・ニコル 清水弘文堂 1991/12 ¥1,529

家族の食卓 (1)

2004年11月3日 読書
ISBN:4091818617 単行本 柴門 ふみ 小学館 1991/05 ¥927

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