ロシアな午後

2007年10月14日 音楽

宗ちゃんとクラシック、のはずが
例に漏れず忙しい彼のこと。
一時間前に、着替えとメイクであたふたしているところに
あっけなくキャンセルのメールが入りました。
そんなわけでちょっと気落ちしてのお出かけ。


サントリーホールで
あ、やっぱりのだめ、などと思いながらw
チャイコフスキーとショスタコーヴィッチを聴いてました。

日本フィルは久々です。
弦楽器と管楽器が気持ち悪かったのは、多分席のせい、ということに。
でもショスタコーヴィッチの4楽章は平気だったな。
寧ろ心地よかったです。

世紀も時代背景も違う二人が、
よくもまあこれだけ"ロシア!!"な共通点が山盛りの音楽を
世に送り出したもんだ。
民族の、風土の、奥に流れるものって
やっぱり時も越えて共通なのかしら。

かといって邦楽はあまりも良く分からないので、
平均律に慣れるのも西洋被れの一種かもしれない、
などと取り留めのないことを考えつつ
混雑を避けてお茶した先はセルリアン。
そう、あのセルリアン…


嗅覚だけじゃなく、音楽も私の脳みその中じゃ
海馬周辺にあるようです。
思い出すのは、3年前。
あの時の待ち時間が人生で一番緊張して一番長かった。
読んだ本は、幸運の25セント。


閑話休題

ピアニッシモは、弾いている時よりも
聴いているときの方がとても緊張する。
弦楽器と管楽器の音の大きさの差に
こう何とも言えない違和感を抱く、のだ。
スタイル、なのかな?
ショスターコヴィッチは初めて聴いた(と思う)
何だか、20世紀の作曲家とは思えない。
モーツァルト、などといえるのも頷ける、かも。
半音階のチャイコフスキーとは違うけど、
それでも流れてくる空気は、そう同じ。

クラシックと括るには広い音楽たちが、それでも好き。

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