夜ご飯

2007年1月28日 恋愛

食べたかったの、また次なんて信じられないところにいるから。

そしてご飯を、なんていうのはいつも口実で
口実って言うのが変な言いがかりだとすれば
いつだってそのコンテクストはあなたに会いたい
なのだけれど、多分そこは自分の中でしか成立してない。

そんなものだから、"ご飯を食べに"やってきた彼とは
本当にすれ違うのだ。
そしてあれほど居心地悪かったのも初めて、
そんな雰囲気をあれだけ二人して惜しげもなく醸し出した時間が合ったのも
初めて、かも知れない。


その後味の悪さで一人帰ればどうなるか分かったものではなかった。
だから。
追いかけて謝って、説教されて、
それでも納得できる正論ばかりで痛いったら。

思わず出る涙も
ほら、毎晩泣いてた所にいた人だから見せられない
等と勝手に思うと今度は
人前で泣くことも出来ないのか、
そこまで感情を押し殺さんでも
観たいに優しくされるし

人にぶちまけちゃいけないと信じ込んでいる悩みは
あっさりとそういうことを話すんだよと肯定され

なかなかの混乱の寒空の下。

他の人とご飯の時にはあまりこの種の問題を考えなくて済むのは
きっと自分の気の持ちようと
コミュニケーションで失敗していない相手だからなのと
的確にせずに済む曖昧さと優しさの関係の中、だから。

規定されている関係性は、規定された対応があるの、乱暴に言ってしまえば。
上司と部下、先生と生徒、友達同士、知り合い、
対顧客、仕事関係、恋人、家族。

そんなことを思うと目の前の相手との溝と恐怖を感じて思わず後ずさる。

また、そうまたあの手を伸ばしたくて伸ばせない
ハリネズミのジレンマみたいな。


お茶飲みませんか、というコンテクストは、
共有しているのね、

…。

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