つくづく

2006年2月9日 恋愛

今日のあの何時間にもわたるしんどさは
一瞬で忘れるぐらいのものだったとは思わないけれど
もちろん経験の積み重ね、という観点から言えば
ちゃんと糧になっているのだけれど
それでもしんどくて泣きそうでだるくて、そんな帰り道に
久しぶりの着信を見ただけで
忘れ去られる程度でしかなかった、とも言える。


…その電話が他に比べようもないぐらい待っていたものだって言うことも
同時に知ることになるのだけれど、
そんな切なさは彼と別れた後にそれまでの何時間かを
思い返したときに沸き起こるものでしかないし
一緒にいるときはただただそれを享受する幸せに包まれている
幸福な時間なのだ。


広尾の商店街抜けたところで待ち合わせして、
10時過ぎの電話にも関わらず夜ご飯食べようなんて話に飛びついちゃって
久々の電話と声とにうきうきしちゃって
それでも隣を歩くとそんな時間の空白なんて
なかったかのような錯覚に陥る。


最初の案だったお好み焼きが、イタリアンに変更になり
そっちはお店の都合でご飯が食べられない時間帯でもあったので
ZESTでグリースでジャンキーなご飯を食べた。
かなり、大量に胃の中に入っていくことに
自分でも感動したほどだから、
夏のあの惨状を否応なしに見ていた行田さんにしたら、
それこそ本当に「気持ちいい」ぐらいの食べっぷりだったろう。
嬉しさが食欲と直結していた、としか思えない。
チキンウィング、シーフードフリッター、ナチョスと来て
ハンバーガーとスペアリブ、
最後にはこれでもかってぐらいのチョコファッジ。

…信じられない。


いつもと同じ様に送ってもらい、
いつもと同じ様に名残惜しくてちょっと拗ねてみたら
付き合ってくれた、ことに驚いた。
時間指定されてでもそれは嬉しくて、
でも指定された時間が近くになっても
仕事に戻らなくていいのか、とは聞けなかった。

そして時間というのはある種の問題を解決する力になっているんだ、と感じる。
そして相変わらず夜を過ごしたとしても、
その先には進んでいない。
そう、何も変わってない。
それでも笑顔でいた時間と笑った回数と幸せな気持ちは
確かにそこにある。

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