空飛ぶ遊園地

2004年1月25日 劇評

近鉄劇場小ホール
劇団☆世界一団
楽日


なんだか今までとイメージ違う。
色々な意味で。
最後はしっかり楽しませてもらいましたが、
ちょっと気になる点もいくつかあった。


台詞かみ過ぎ…
役名を間違えるのが続くのはどうかと思う。
あと言い直しも微妙に冷めますね。

ストロボの効果がいまいちで残念


装置はあんなの作ってみたいと思う。
あんなのでやりたいと思う。
背景で遊園地をちゃんと表していて、
ちゃんと縦横上下に広がりがあって。

会談をもうちょっと上手く活かせないかなーと思うところが数箇所。
舞台中央と上下それぞれに一段高くなっていたので、
上から下へ一気に移動するときは
上下動が多くてちょっと違和感だった。


暗さを表す照明が綺麗だった。
美しかったです。
マンホールのところと
あともうひとつあった。
写真みたいな、映画みたいなセピアになっていて、
すごく美しかったです。


小道具の使い方最高でした
フラフープと人形。
よくあんなアイディアが出てくるなーと思う。
盗めるものなら盗みたい。
仕掛けではなくて人間を使って何かを表現すること。

マンホール降りていくところと、
空中浮遊と
車輪として使っていたのが印象的。

あと、事故の後で車輪としてのフラフープが
なかなか倒れずにまわっていたのも、
すごくいい!と思った。
意図的にできることではないけど。
でもそれが最初の場面であったために、
後の同じようなシーンでも期待してしまったところはある。
あっさり倒れてたけどね。


ちょっと長かった。
中盤なんとなくしんどかった。
テンポはキープされてたと思うんだけど。
観る側の問題かな?


ストーリーがちょっと大人向け、な感じになってました。
馴染むのに時間がかかって
最初はちょっと違和感だった。
自分の期待と違うものを出されたときに
シャットアウトしなくてよかった。

でも。
これはもう一度みたいな。
そうすればもっと楽しめるはず。


カラーが変わってきたな、と思いました。

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