And he said

♪
付き合う？って
色々考えることもないような気がした。
側にいてくれる人が、
愛しいのです、今は。

とても慣れたように。
散々遊んできたかのような仕草で。

だからなんだと私の心は喚く。
それの何が悪いのか、と。

もちろん。何も悪くない。
私に出来たのは。
返事の代わりに要求された
キスだけでした。

久しぶりに、二人を過ごした。
料理して、会話して、寝た。
ディオリッシモを当てられなかったのにね。

♪
本当は色々不安だ。
好きなのか、どうなのか。
どこが、何で、私なのか。
寝たかっただけなのか。
寂しい以外の理由があるのか、ないのか。
結局、聞きたくて聞けない、
考えなきゃいけないけど、考えない私。